ICOの過半数は4カ月以内に破綻、研究が示唆

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 4000を超えるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)プロジェクトが、これまで合計約120億ドルの資金を調達している。そのほとんどが17年1月以降のものだ。しかしそれらの大半がトークンセールから4カ月以内に破綻していると新たな研究で示された。

 マサチューセッツ州にあるボストンカレッジの小規模なチームが行ったこの研究では、ツイッターを通じたソーシャルフットプリントを健全性の指標として用い、5カ月以上活動するトークンプロジェクトはわずか44.2%であることを明らかにした。

 この数値は衝撃的なものだろうが、この研究の方法論ではICOがデータ上には示されないまま120日以上存在している可能性もあるため、鵜呑みにはしないほうが良いかもしれない。

 ボストンカレッジのヒューゴ・ベネデッティ氏とレオナルド・コストヴェツキー氏のチームはICOの寿命を判断するにあたり、ツイッター投稿の頻度を使ってプロジェクトのライフサイクルを分析し、5カ月目にツイートが無い場合にそのプロジェクトが破綻していると推定した。

 この論文ではデータをさらに分析し、トークン立ち上げ後に取引所へ上場するICOへの投資が最も安全だと示した。

 「カテゴリー別にみると、資本金を報告せず取引所に上場しない694件のICOのうち83%が120日後には活動していない。いくらかの資本金はあるが上場しない420件のICOの場合はこの数字が52%に減り、取引所に上場する440件のICOのうち5カ月目に活動していないものはわずか16%だ」

●トークンによる利益

 この研究では、仮想通貨市場全体の動きで補正した、投資としてのICOの価値や様々な時間枠での平均利益にも目を向けた。

 ベネデッティ氏とコストヴェツキー氏は、「新規株式公開(IPO)とは異なり、トークンはICO後に異常なほどプラスの平均利益を生み出し続け」、その価値は立ち上げ後6カ月間上昇し続けることを発見した。

 同論文には次のように記されている。

 「ICOの著しい安売りが判明した。ICO価格から市場初値までの平均利益は179%であり、平均保有期間はちょうど16日だ。60日以内にトークンを上場しなかったICOを全損とみなし、この資産クラスの利益率で補正しても、代表的なICO投資家は82%の利益を上げる」

 同論文は続けて、一旦取引が始まればトークン価格は上昇し続け「取引の最初の30日間保有し続ければ平均48%という異常な利益を生み出す」と記した。

 さらにこの研究者らは次のように述べた。「新興企業はICOでトークンを市場での初値と比べ著しい安値で販売しており、ICO投資家はICO終了日から上場日までの平均16日で平均179%の利益を得る」

 学術関係者ではない読者にはこの数字を解析するのは難しいかもしれないが、コストヴェツキー氏はブルームバーグに対し、「3カ月、最大でも6カ月を超えると、他の仮想通貨よりパフォーマンスが良いわけではない」と語っている。

 同氏は「実際、最も大きな利益は最初の1カ月間で得られる」と付け加えた。

 同論文の結論では、この数字はトークン立ち上げがバブルになっていることを示唆しているかもしれないが、「未規制のICOを通じた実績が無く、まだ収益も無いプラットフォーム」への投資というリスクを受け入れる人々は高い利益を得られる可能性があるとも示唆された。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/over-half-of-icos-fail-within-4-months-suggests-us-study/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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