遅延に非難、テゾスBCのベータ版テストが開始

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 数カ月に及ぶ痛みを伴う議論の末、テゾスネットワークは事実上プロジェクトを開始した。

 テゾス財団は6月30日、このBC(ブロックチェーン)の「ベータネット」が稼働したと声明を出した。このプロジェクト開始に先駆けて、完全な機能をもったネットワークとしたが、まだ「実験段階」であり、休止や緊急のハードフォークが起こり得るとの見解を示した。

 テゾス財団の計画はベータネット上で起こる情報処理をメインネットで有効にさせる事だ。ネットワークの完全版は、第3四半期までに完成させるとしている。ただ、ネットワークがより信頼できるようになるまで、大きな、もしくは重要な取引を待つ必要があると警告した。

 テゾス財団は、ブロックチェーンの、最初、もしくは「ジェネシス(起源)」ブロックを提供する。参加者をただちにネットワークに接続する事が可能だ。同財団は、取引記録の維持や「ベーキング」(ビットコインのマイニングのようなこと)が開始されているとしている。

 発表では、コミニティのメンバーはブロックが約2万9000個にならないと、「ベーキング」を開始できないと付け加えられた。

 テゾス財団の代表、ライアン・ジェファーソン氏は、

 「テゾスの未来はコミュニティーの中にある。今はプロジェクトの変化の時であり、コミュニティの開発者、科学者、検証者(ベーカーズ)、そして世界中の愛好家がこの革新的な分散型ネットワークの成功をサポートすることに興奮している」とした。

 しかし、テゾス財団は、利用者が秘密鍵に誰でもアクセスできる状態を許せば、フィシング攻撃などによりトークンが失われる可能性がある事などには注意すべきと付け加えた。

 テゾス・プロトコルのコードを管理するDLS(ダイナミック・レジャー・ソリューション)は、MITライセンス(代表的なソフトウェアのライセンス)下で、オープンソースのソフトウェアを提供する事約束しているが、現段階でギットハブにその情報は反映されていない。

 テゾス財団は17年の7月にICO(イニシャル・コイン・オファリング)で2億3200万ドルのトークン(XTZ、もしくはtsz)を販売した。ベータネットが始動すれば、これらのトークンはテゾスブロックチェーンへ移動する事になる。

驚きと遅延

 同財団と契約しているトークンソフトと呼ばれる第三者のプロバイダーへ、個人情報を提供した限られた投資家だけがトークンを受け取れるという状態に論争が巻き起こっている。

 犯罪抑止やマネーロンダリング防止のために投資家は個人の名前や住所や連絡先、などの個人情報を提供する必要があるものの、ICO後すでに1年近く経っているがテゾス財団はまだ発表していなかった。

 この遅延の原因はテゾス財団内の内紛が要因となっている。アーサー&キャサリン・ブライトマン夫婦と前財団代表のジョアン・ジェバー氏である。ブライトマン夫婦がDLSを、ジェバー氏が財団を動かしていた。

 前財団の代表であるジェバー氏が18年の2月に代表から降りるという形で、テゾスの内紛は一応の決着は見た。しかしプラットフォームは直ぐにローンチされなかった。その上、犯罪抑止やマネーロンダリング防止のための個人情報を詳しくチェックする時間がまだ掛かると考えられている。

 ブライトマン夫婦、DLS、テゾス財団、関連団体は、少なくとも4回訴えられている。

 投資家は、技術的だけでなく法的にも不満を表明。少なくとも2つのグループが、テゾスが現在持っているシステムとは別のシステムを開発中だ。

 TzLibreはジェバー氏が辞任した後、今までのテゾス・プロトコルとは別のシステムの開発を発表している。また、もう1つのプロジェクトであるnテゾスは、テゾス財団のKYC(個人情報収集)の発表を受けて登場した。両プロジェクトのチームとも偽名を使っている。

https://www.coindesk.com/delays-damned-tezos-blockchain-enters-beta/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

(イメージ写真提供:123RF)
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