オランダ中銀、BCは決済に「有望だが非効率」と

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オランダ中央銀行

 オランダの中央銀行によると、少なくとも現時点では、ブロックチェーン技術は同国の支払システムに加えても有益ではないという。

 オランダ銀行(DNB)は7日のブログ記事で、分散台帳技術(DLT)は既存の金融決済インフラに適していないと結論付けた。その理由は同技術には大量の取引に規模を合わせる能力が不十分なことやその他の問題にあるという。

 DNBはデュカトンと呼ばれるプロジェクトの結果に基づき、この意見を出した。このプロジェクトでは4つのDLTプロトタイプを試験する一連の実験が3年をかけて行われた。

 デュカトンでは、この発展途上の技術が同国の既存の支払システムにどれだけの利益をもたらし得るかを知るための調査が行われた。最初のプロトタイプはビットコイン・ブロックチェーンのソースコードを基にし、その後様々なコンセンサス・アルゴリズムや検証システムが加えられた。

 この試験の結果、同中央銀行はブロックチェーンが外部の攻撃からの金融インフラの回復力を高め得ると認めたが、この利点は「スケーラビリティ、容量、効率性」を犠牲にしたものだったという。

 同銀行はブログ記事に次のように記している。

 「現行の支払システムは非常に効率的で、支払いを大量に処理し、法的安定性を提供することができる。今回試験されたブロックチェーンを用いたシステムは、費用の面でもエネルギー消費の面でも十分に効率的ではなく、大量の取引を処理できなかった」

 しかしながらDNBは、ブロックチェーン産業の発展によって、より優れた設計のアルゴリズムがオランダの金融システムが求める全ての技術的基準を満たす可能性は否定していない。

 その取り組みのため、同中央銀行はさらなるアプリケーション開発に投資し、ブロックチェーン技術を使った試験を行い続ける予定だという。

 同様の研究をしている南アフリカの中央銀行は6日、銀行間の清算・決済のためのブロックチェーンを用いたシステムの試験結果が良好だったと発表した。

 南アフリカ準備銀行は、14週間に及ぶ「現実に沿った」実証実験を完了したと述べた。この実証実験では、完全な機密性を保持しつつ同国では典型的な1日当たり7万件の支払取引が2時間以内に決済された。

 このプラットフォームは、投資銀行のJPモルガンが開発した企業向けブロックチェーン・プラットフォームであるクォーラム(Quorum)上に構築された。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/dutch-central-bank-blockchain-promising-but-inefficient-in-payments/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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