ロシア中銀高官、「BCの潜在能力測るのは時期尚早」と

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 ロシア中央銀行の高官が、ブロックチェーン技術の利点を完全に理解するにはまだ時間が必要だと述べた。

 サンクトペテルブルグで毎年開催されているSPIEF(サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム)のディスカッションで、ロシア中央銀行のオルガ・スコロボガトーバ副総裁が、ブロックチェーン(BC)はセキュリティとスケーラビリティの点で改良が必要だと述べ、まだ「未成熟だ」と付け加えた。

 ロシア語から翻訳された報告書の中で、同氏は次のように述べている。

 「世界的にみても、分散台帳による大規模な産業レベルのソリューションはまだビットコインしかない。これは主として、この技術が十分には成熟していないという事実によるものではない」

 スコロボガトーバ氏は続けて、「同技術の採用が少ない理由の1つは、企業の幹部らがまだブロックチェーンへの移行価値を十分理解していないことにある」と述べた。

 同氏は、この技術が有益かもしれない分野が2つあると主張した。1つは電子信用といったオンライン事業向けの分野(例:リップルやR3社のコルダ)で、もう1つはオフラインでの仕事やスマートコントラクトに関わる分野だ(例:イーサリアムやハイパーレジャー)。

 同氏は続けて、しかしながら技術のための技術は「無意味」だと述べ、18年に世界はブロックチェーンへの理解をより深め、同技術が産業レベルの用途でどのように役立つかを想定できるようになると予測した。

 スコロボガトーバ氏によるコメントの一方で、ロシア中銀はすでに、トークンの販売やイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を従来型の投資家にとってより透明性があり安全なものにするための規制プラットフォームを構築している。ロシア中銀は5月下旬、同銀行のコーポレート部門と投資銀行部門である中央証券保管機構とズベルバンクCIBが、このプラットフォーム上で試験的にICOを行う予定だと発表した。

 また、4月の報道によると、同銀行はイーサリアムをベースとするマスターチェーン・ソフトウェアを用いた、ユーラシア経済連合内での金融上のやり取りを検討しているという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/bank-of-russia-official-still-too-early-to-gauge-blockchains-potential/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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