相場急落は先物取引の開始が関係―FRB調査

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 インターネット上で取引が可能な仮想通貨ビットコイン(BTC)の直物相場が過去最高値の約2万ドルを大幅に割り込み半値以下に急落しているのは、ビットコインの先物取引の開始と密接な関係があると、FRB(米連邦準備制度理事会)傘下のサンフランシスコ地区連銀が7日公表した最新リポートで分析した。

 17年12月17日、世界最大の先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がビットコインの先物取引を開始した日のビットコインの直物相場は1BTC=1万9511ドルの過去最高値を付け急騰した。しかし、その後の直物相場が急速に下落に転じたことについて、同地区連銀の4人の市場分析担当者は、「ビットコインの先物取引が開始されたあと、直物相場の急騰とその後の急落が偶然に起きたとは考えにくい。先物市場の導入に伴って必然的に直物相場が変動するという典型的な取引パターンと一致する」と指摘。ビットコインの直物と先物の相場の連動がみられると分析している。

 その上で、リポートでは、「ビットコインの先物取引が導入されるまでは、ビットコイン相場の急落に賭けることは相当難しかった。しかし、ビットコインの先物市場ができたことにより、これまでビットコインのバブル相場の崩壊を懸念していた悲観的なトレーダーが先物取引に参加するようになり、ビットコインの相場形成は(これまでの一本調子の上昇から下落へと)逆転した」と指摘する。

 相場の逆転は、ビットコインの先物価格はMBS(住宅ローン担保証券)の相場が悲観的なトレーダーと楽観的なトレーダーの力関係で決まるのと同じことが起きていると指摘する。ただ、今後、規制当局がビットコインを代金決済の手段として承認し、伝統的な金融機関がビットコインの利用により積極的になれば、先物取引に対する需要や相場形成にとってプラスになるとも述べている。

(イメージ写真提供:123RF)

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